企業経営の課題解決によって、企業の成長を支援

イベント報告

2015年7月29日「研究開発戦略における研究開発費・製品開発費の配布の考え方・進め方」のセミナーを開催

2015/07/31

研究開発費用は、企業内では、まだまだ聖域として捉えられる部分があり、費用を細かくとらえて、研究開発戦略の推進や各テーマの継続・中止の評価に使おうという動きは、先端的な企業を除けば、遅れており、上流や下流を意識してどの部分により費用をかけようかとか、あるいは各市場にマッチした原価企画に適用しようという動きは、やっと取り組まれているのが現状です。これが、全体として、効率的な研究開発の推進や画期的な製品の市場投入の評価や推進を全社的観点から進める事への阻害要因となっております。
 これらの研究開発が抱える課題を見据えながら、投資の考え方、費用の配賦と収益管理の考え方、などを中心に話を展開しております。
 参加者は、業種をまたいで多岐にわたり、色々と活発な質疑応答が行われました。
 
内容としましては、
1. 日本企業の研究開発が直面している課題と解決の方向性
2. 収益管理の仕組みと研究開発の位置付け
3. 戦略的な原価の把握 
4. 研究開発の業務プロセスと原価の把握
5.  製品開発戦略と業務プロセスに連携した研究開発費の配布の考え方・進め方
6.  製品開発組織とグローバル開発戦略に連携した原価企画・原価管理の考え方
7. 戦略と連携した事業性評価への適用

と分かれ、投資と費用把握を中心に、どのように各テーマを評価し、管理するか、等を中心に紹介したものです。
 特に研究開発企画部門や管理部門など、研究開発全体のマネジメントを行う部門の人にとっては、参考になる面が、多々あった内容でした

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